ローソン、誤認を招く「L」カップデザインを変更へ

ローソンで2025年3月ごろから導入された「マチカフェ」の新デザイン。
デザインしたのは以前にもローソンPBブランドデザインで炎上してしまった
デザインオフィス「nendo」の佐藤オオキ氏。

【過去記事はコチラ↓】
デザインの敗北といわれる佐藤オオキさんのローソンPBデザインについて
https://rokustar.com/blog/archives/29

今回はローソンの「L」の文字をカップに大きく印字したことが、
一般的なコーヒーのサイズ表記である「L(ラージ)」と誤認してしまい
「サイズを間違える」「Lと間違えた」など消費者からの困惑の声が
初期から多く寄せられていたようです。

「デザインを元に戻してほしい」といった要望などもあり、
これを受けローソンは、半年を過ぎた9月から、カップ正面下部に「M SIZE」「S SIZE」など
サイズを追加表記したデザインに切り替えるなどして対応した。

しかし思わぬところで再炎上

それでも一旦問題は収束したかと思いきや、約2ヶ月後の11月に「再点火」。
11月11日に放送されたニッポン放送の「ナイツ ザ・ラジオショー」で、
お笑いコンビ「ナイツ」の塙宣之がこの問題を取り上げた。

Mサイズを購入するつもりでカップを手にしたが、「L」と大きく印字されていた為
Lサイズのカップを取ってしまったと思い込みセルフレジでLサイズの料金を支払ったと話した。
「今度、その容器に(コーヒーを)入れました。ドドドドドッ、ってあふれちゃったんですよ。
で、よく見たらローソンの〝L〟」「これ絶対間違えるよね!もう間違えないけどあれダメだよね」
と苦言を呈した。

この話題によりSNS上で再び注目を集めることになった。

当時のカップのイメージ:たしかにこれはわかりにくい


結果的にこの声はローソン本部まで届くこととなり、
その一週間後の11月18日、ローソンの広報部より
「今後カップのデザインを分かりやすいものに変更することにいたしました」と
新たにデザインをリニューアルすることが明らかになった。
変更時期については、現在使用しているカップの在庫を使い切ることを考え
約3か月後になるとのことだが、それまでは「サイズ表記につきましては、
カップ下部をご確認ください」などお客がサイズ表記を間違わないように、
店内に順次お知らせを掲示する。と呼びかけている。

同社では、ロゴについて「他のプライベートブランド商品と同様、カップに印字いたしましたが、お客様への配慮が不足しておりました」として、「この度の件につきまして、お客様にご不便とご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます」などと謝罪している。

まとめ

結果的にまたデザインし直しになってしまった「マチカフェ」のカップ。
「お客さんがカップを購入して自分で淹れる」という工程の中で
デザインが機能していない、行動を阻害してしまうという、
「デザインの敗北」の新たな例になってしまいました。
今回の件はどう考えても、制作過程で誰かから指摘が出るポイントだと思うのですが、
何故こうなってしまったのか気になりますね。

自社のブランド力をあげたいとするが故に、
著名なデザイナーにデザインしてもらったはいいが、
デザイナーへ意見を言いづらくなってしまっているのでしょうか?

理由はどうあれ、
前回の炎上したデザインの件も含めデザイナーと開発陣が、
来店するお客さんやそこで働く従業員のことなど、
現場のことが見えていないのかなという印象を感じてしまいますね。

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