今回印刷会社さんへ注文し入金も済ませたのに、突然ホームページが見えなくなり
そのまま連絡もとれず廃業されてしまったという
いままで遭遇したことのないトラブルが起きたときのエピソードになります。
いきさつとしては、今年に個人事業を始めるにあたりまずは名刺を用意しようと思い、
初めての名刺だしせっかくなので奮発して箔押の名刺をつくることにしました。
そして箔押し加工が得意で箔のカラーも複数から選べたので、
SuperPrintで一度印刷をお願いしましたが出来上がった名刺の仕上がりが
とても良くて早速これまでお世話になった方へ名刺を持って挨拶しに行ったところ、
あるお客様から「この名刺いいね、私のも箔押しでつくってもらいたいな」と
おっしゃっていただいて嬉しいことにお仕事に繋がりました。
ご依頼時に箔押しは通常の名刺とは違い納期に1ヶ月程度か場合によっては、
もっとかかってしまうことを伝えると、まだ名刺は残っているし
全然急がなくて大丈夫と言っていただけました。
そして、お客様の名刺をデザインしてSuperPrintさんに入稿して2週間ほど経過した頃に
SuperPrintさんのホームページが表示されなくなっていることに気づきました。
その後2〜３日様子をみてもホームページはダウンしているし連絡しても返事が無い。
入金も既に済ませているのに不安がよぎると同時にこの状況で、
僕はどう動くべきかいろいろな選択肢が頭の中をめぐりました。
- A案：現在サーバーがダウンしているだけで印刷は予定どうり進めてもらえているかもしれない。納品予定日まではとりあえず待ってみる。
- B案：恐らく復活しない。最悪を想定して別の印刷会社で進める判断をする。
- C案：お客様に事情を説明して延期かキャンセルしてもらう
Aであれば問題ありませんが、BだとSuperPrintさんに注文した分損金が発生してしまうことに合わせて
納期を遅くならないよう特急料金になること。
Cの選択はせっかく好意で仕事をご依頼いただいたので完遂したい気持ちと余計な心配させたくない。
いろいろ迷いましたが、SuperPrintさんに何かしらのトラブルが起きているのは間違いがないので
今回は利益がマイナスになってもB案の他の印刷会社で進めることにしました。
早速別の印刷会社に新たに注文し、入稿を済ませて進めて数日経過したころ
SuperPrintさんのホームページがエラー表示だったものから5月18日にテキストで
事業継続困難になったことを公表されました。（以下発表全文）↓
どうやら韓国支社とのトラブルで、生産システムや管理システムを韓国支社に乗っ取られ、
事業継続が困難になった模様。
すべてのシステムから、日本本社側が閉め出されれたが、ドメイン権限だけ取り返すことが
できたため臨時にサーバーを立てて上記の声明を発表したとのこと。
この文章が出される前に他の印刷会社へ注文して動いたため、
結果的に良い判断として無事お客様へは箔押し名刺を問題なく納品できましたが、
個人事業主になった初月からこんな経験したことないようなトラブルに見舞われて大変でした。
今回は名刺の注文だったので損を被れる範囲だったという判断もありますが、
もしも数十万、数百万という注文であった場合にはできなかったと思います。
教訓として今後回避できるかはわかりませんが、突然取引業者さんが倒産してしまうということも
もしかしたらあるかもしれないということを、頭の片隅にでも入れて今後も気をつけて営業していきたいと改めて感じました。