イタリア旅行(前編)

先日無事パスポートも取得できたことだし、10年以上真面目に勤務したご褒美として
ずっと行ってみたいと思っていたイタリアへ行くことを決めました。

何故イタリアに決めたかというと……
昔「冷静と情熱のあいだ」という日本とイタリアを舞台にした映画を観に行ったのですが、
その映画がとても気に入ってしまい、普段小説なんてあまり読まないのに
原作が気になって読むくらいハマったこともあって、
いつかその舞台となった光景を自分の目で見に行きたいと思っていました。

事前準備

その映画を観て1番印象的で行ってみたい場所がフィレンツェでした。
しかし、フィレンツェの大聖堂のクーポラの頂上まで登れるツアーが無い!

クーポラの頂上までは登れなかったとしても外観は観れるしそれでもいいかなと
いちどは自分を納得させたのですが旅行日が近くにつれ、
「いや!そう何回もイタリアへ行ける機会があるわけじゃないから
やっぱりフィレンツェのドゥオモのクーポラの頂上まで登りたい」と思うようになり
どうにかクーポラま登れる方法が無いか調べました。

クーポラに登るには?

ドゥオモのクーポラに登るにはチケットを購入する必要があります。

選択A:現地でチケット売り場へ並んで購入する
選択B:事前に公式サイトで予約する

選択Aの「現地で購入する」場合ですが基本的には予約が前提となっているので、
事前予約者でその日の枠が埋まってしまうことも結構あることのこと。
それに現地で英語やイタリア語が話せるなら問題ありませんが
現地で正しくチケットを購入できるのかもわからない。
しかも僕が申し込んだ旅行スケジュールだと限られた自由時間内で
ドゥオモまで行って並んで登って集合場所まで戻るという時間の制約もあります。

なのでぼくは選択Bの「公式サイトから事前にチケットを予約」にしました。

下記が公式予約サイト↓
https://grandemuseodelduomo.waf.it/en/cumulative-ticket-great-museum-of-the-cathedral-of-florence

ただ、このサイトはリンクへ飛んでもらったらわかりますが、
すべて英語で一見なんて書いてあるのかわかんないし、
クレジットカード情報を海外に送るの不安だしちゃんとチケット購入できるかも不安。

翻訳しながらでも不安のなかなんとか購入したところ登録したメールアドレスへ
バーコードのついたPDF書類が送られてきてそれが当日のチケットになるようです。

チケットのことや初めての海外一人旅でたくさんの不安を抱えた出発当日。
寝坊だけは防ごうと徹夜をして空港へ向かいました。
ここから13時間空の上です。

富士山が見えてテンションがあがったり
初めて食べる機内食にワクワクしながらいただきました。

1日目フィレンツェ

13時間の飛行機移動は思ってたよりしんどかったけど
なんとか憧れていたイタリアへ無事到着!
まずはフィレンツェのシニョーリア広場に向かいます。

ウフィッツィ美術館↓
ここは映画の冒頭のシーンで主人公の順正や修復士達が歩いた場所なので
本当にイタリアに来たんだと実感しテンションがあがりました。

有名なサンドロ・ボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」が見れました。

美術館の中に時計台が見えるオープンになっているカフェテリアがあり
休憩してみることにしました。

しかし、メニューは種類もたくさんあるしなんて書いてあるかあんまりわかりません。
通貨もあんまり把握してないのでだいたいいくらくらいするのかもわからぬまま
いちかばちか頼んだらいい感じのものが出てきたので、
まあ500円くらいでしょと思いながら美味しくいただきました。

その後もゆっくりと美術館を見て回り、
お昼にはトマトソースがけチキンに本場のパスタ、
デザートにティラミスをいただきました↓

そして今回いちばん行ってみたい場所である、
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の予約を14時にしていたので
少し早めにご飯を済ませて出発し、若干迷いながらもついに
憧れたドゥオモに本当に来れました!めちゃくちゃテンションあがります!

ドゥオモは一部修復作業中でしたが、実際の建物が目の前にあることに感動しました。
カタルシスってこういう感覚かなあなどと考えながらドゥオモの北側にある
クーポラの登り口に列が出来ていたのできっとここでいいだろうと
チケット兼クーポラ予約書を持って並びます。

どうやら合っていたようで順番がきたら扉の中へ入れてもらい
セキュリティチェックをされるとその先に細い螺旋の階段が463段続きます。
エレベーターやエスカレーターは無いので自分の足で登らなければなりません。

階段を登っていくと見ることができるクーポラの内側には
旧約聖書の「最後の審判」をモチーフにしたフレスコ画が描かれていて、
どんどん神聖な気持ちになってきます。

そしていよいよ頂上です。

ドゥオモのクーポラ頂上!
ついにここに来ることができました。

学生の頃に映画を観ていつか行こうと決めた場所。
あの頃から10年後…とはいかなかったけど16年越しの夢が叶いました。

クーポラから見下ろす360度見渡せるフィレンツェの街並みは
本当に見晴らしが良くて素敵でした。
映画で主人公の順正が座ったベンチに腰掛けながら”あおい”を待っていた
シーンをのことを考えたりして浸りました。

そのあともう少し時間があったので、
映画の中で、順正が自転車で颯爽と駆け抜けていく
ベッキオ橋へ続く道も歩いてきました。

2日目 ミラノ/ヴェネチア

今日はミラノと水の都ヴェネツィアを観光します。
イタリアでは朝食は甘いパンにハムとチーズが定番のようです。
バイキング形式は楽しいしワクワクしますね。

普段朝食はあまり食べませんがしっかり栄養をとって
午前中はまずミラノ市内をまわります。

ミラノのドゥオモもカッコイイ!

ガレリアで名物になっている牛の絵。
雄牛のレリーフの「急所」を踏みながら3回転すると願いが叶うらしいです。

お昼ご飯はミラノ風ドリアにミラノ風カツレツ

昼食後に水の都ベネチアへ。
正直フィレンツェに行けたらもうそれで満足くらいに思っていたので
他の観光地はあまり下調べもしていなかったのですが
ヴェネツィアはめちゃくちゃ良いところでした。

水の都と呼ばれる所以でヴェネツィアでは車は走っていません。
自転車すら乗ることは禁止らしくボートが移動手段です。

ゴンドラに乗って建物と建物の間に流れる細い水路を
移動したのですがこれがめちゃくちゃ気持ち良くて楽しかったです。

サンマルコ広場
時間があれば大鐘楼まで登りたかった

サンマルコ広場の青い文字盤の時計ですが
12星座が刻まれていて完全に聖闘士星矢じゃないかと
勝手に盛り上がっていました。

サンマルコ寺院

帰りの船から綺麗な夕日まで見れて本当にベネツィアは
本当に良い思い出になりました。
ここはまたいつかこれたらいいなと思いました。

夕食はラザニアみたいな四角いパスタと
水の都ということで魚料理でした。


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