便利の先に潜む大きな不便

ハンバーガーショップで有名なマクドナルドが先日15日午後6時、
全国の店舗で会計システム障害が起き、商品を購入することができず、
臨時で営業を閉鎖するトラブルが発生するという
ニュースで速報が耳に入ってきました。

レジの会計をはじめ、セルフオーダー、アプリなどもすべて使用できず
お店の入り口には店舗営業停止のプリントが貼られることに。

マクドナルドの公式X(旧ツイッター)でも緊急で営業停止をアナウンス↓

感想:あたりまえの便利さやDXの波に不安を感じる

このニュースを耳にしたときトラブルが起きた店舗が数店舗の話ではなく、
日本国内、世界ではアメリカ、香港イギリス、オーストラリアなど
同時に全国レベルで起きたということに驚きました。

日本国内だけでも約3000店舗あるマクドナルドが1日営業停止になるということは
恐ろしい機会損失になることでしょう。

今回の件から推測するにマクドナルドは超大起業なので売上など経営に関することを
中枢が統括管理できるようなシステムが稼働しているのではないかと思いますが、
便利さやDX化を求めれば求める程、今回のような障害が起きた時に
跳ね返ってくる不便さの大きさに気がつきます。

特に最近ではDX化が叫ばれ、何でもかんでもシステム化、データはクラウド化、スマホでも操作が
当たりまえの時代へと変わってきていますが、これは前提として
システムに依存し、サーバに依存し、回線に依存し、電気に依存するなど
思っているよりもずっと脆弱性があるように思います。

過去にも僕らが体験したことがある事例では、
・みずほ銀行でシステム障害が頻発し多くの混乱が発生し財務省から是正措置が出たり、
・自治体の管理するサーバからデータが消えてしまい、復旧が困難になったり、
・携帯キャリアの電波障害が起き電波が一日中繋がらなくなったり、
・2022年3月には国から「電力需給逼迫警報」が発出され
 計画停電や節電が国民に呼び掛けられたこともありました。

今回はマクドナルドだから良かったと言ってはなんですが、
例えば今後病院の医療器具などがすべてサーバ管理などになっていったときに
障害が起きたとしたら?人の命に関わってきてしまいますね。

これから先、いろいろなものがもっと便利になっていくと思いますが、
その便利さに信頼しきるのでは無く、何かあったときに
フォールバックできるようにしておくことは絶対必要だと
今回マクドナルドの件から感じました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です