AR元年と呼ばれる2012年、いま多くの企業やメーカーが注目している「AR」。
まずARって何?という方も多いと思いますがARとは「Augmented Reality」の略で、
一般的に「拡張現実」と訳されます。
実在する風景にバーチャルの視覚情報を重ねて表示することで、目の前にある世界を
“仮想的に拡張する”というものだ。テクノロジーとしてのインパクトは大きく、
特に近年はスマホ向けサービスとして比較的簡単に実現できることもあり、
日常生活の利便性を向上させ、新しい楽しみを生み出せる新機軸の技術として
注目を集めています。
現在は特定商品の購入特典としてや屋外でのキャンペーンなどに
利用にされることが多くソーシャルメディアでのバイラルも生まれやすい
リッチコンテンツになるのではないでしょうか?
まだまだ、これから成長を期待されるAR技術をつかった
販促やキャンペーンを行なっている一例を紹介します。
イベント・キャンペーンに活用
ANAが今秋公開予定の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』とのタイアップ企画として2012年5月下旬より羽田空港国内線第2ターミナル内に設置されたARマーカーを読み込むことにより、画面上にて実物大(80m)のエヴァンゲリオン初号機が動き出すARを体験することができるキャンペーンを行なった。
カーナビゲーションの技術として活用
パイオニアがフロントガラス越しの映像に情報を重ねて表示する「AR(拡張現実)スカウターモード」搭載したカロッツェリア『サイバーナビ』4機種を5月下旬に発売する。実写映像を使ってルートを案内するので、交差点や周囲の状況をより直感的に把握することができるとし、リアルタイム映像解析により、先行する車両との車間距離の計測や、信号変化の検知などを行い快適なドライブをサポートする。
観光に利用
日本で多く化石が発掘される福井県勝山市が、市内の決められた場所に、アプリを起動して決められた場所まで来ると、3DCGで作成された等身大の恐竜を発見することができます。
恐竜の設置場所は一か所だけでなく、複数に設置してあるとのことで勝山市内を周遊しながら、恐竜を見つけるといった楽しみ方ができます。
商品の購買イメージを伝える
イケアはAR技術を活用し部屋の中に実寸大の家具を「設置」できるアプリを開発した。
家具を実際の自分の部屋に配置したイメージをつくりだせるということで
消費者の行動を大きく変える可能性がある。
購買意欲を高める
オンラインショッピングでは服やアクセサリーなど実際に着用できないことがネックとなることがある。
デザインが気に入ったものでも、サイズが違えば着用することができず、また最近では交換サービスを提供しているショップも数多くあるが、一度封を開けてしまうと交換に応じてもらうのは難しい。そこでARを用いて手軽に試着できれば、現物が手元になくともサイズをピッタリと合わせることが可能だ。