最近車で走っていると、ロードサイドの巨大な屋外看板におそらく院長さん?と
思われる人の顔写真がデカデカと載った歯医者さんの看板をよく見かけませんか?
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屋外看板は、ロードサイン・野立て看板などとも呼ばれ交通量の多い道路沿線などに設置され、
主に車や歩行者などを対象にお店への誘導からブランド認知まで幅広い目的で活用されます。
遠くからでもアピールできるよう広告面が比較的大きく、デザインの自由度が高いことが特徴ですが、
えっ?いまこういうの流行ってんの?専門のコンサルみたいなとこがやってんのかな?
くらいに思っていたのですが、どうやら東京都八王子市で開業している歯科医院「きぬた歯科」さんが
2012年頃から始めた広告手法として成功しているということで全国的に広まっているようです。
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そしてついにはあまりにもきぬた歯科さんの看板が目立つため、
「きぬた歯科より目立ちたいけど、歯が立ちません。」と
他企業さんが自虐看板で対抗するほどに↓
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そんなきぬた歯科さんが先日屋外看板についてこんなツイートを投稿。
デザインは凝れば凝るほど、風景に沈む
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このツイートをみた人からは「説得力がある」「たしかに最強」「デザインの敗北」など
きぬた歯科さんのツイートに賛同する意見が多数でしたが、これには広告に携わる仕事をしている
方達からはひとこと物申したいという声もみえました。
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まとめ
この件に関しては、どちら側としての意見もあってハッキリしてなくて申し訳ないのですが、
まず僕自身は、広告には収益の拡大に貢献すること、もしくは企業そのものを認知してもらう
ということが一番大切だと思っています。
そしてそのために、広告業界にも効果を出すためのセオリーやノウハウが考えられてきました。
「誰をターゲットとして何を伝えたいのか」を明確にし、お客さんの要望を伺いながら
「響くキャッチコピーはどうしよう?場所をアテンドするために次の交差点を左って矢印を入れよう、
直接反響に繋げたいから電話番号は入れたい」などのようにカタチにしていくなかで
間違っても顔写真ドーン!会社名ドーン!だけのデザインにはおそらくしないでしょうし、
これまではできなかったことだと思います。
しかし、今回はデザインや広告の専門家ではない歯医者さんが考え実際に行なった広告手法が、
圧倒的な広告効果を生み出したというのもまた事実です。
悔しいかもしれませんが「広告を見てもらい反響をもらう」という広告の役割を大きく果たしたのは
きぬた歯科さんの看板だと思いますが、広告やデザインの仕事をたずさわるものとしては、
「凝れば凝るほど」のデザインでも負けないくらい効果を出せる良いものを
世に生み出していきたいなと思いました。